折尾愛真
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30 創立者 増田 孝は、若き日に2つのJ(Jesus ChristとJapan)を提唱した内村鑑三によって、キリスト教(聖書)の教えに感化を受けました。そして、京都帝国大学卒業後、故郷の福岡県遠賀村に帰り「キリスト教に基づく人格教育」を実践するため、私財を投じて学校を創立いたしました。 戦前、戦中、戦後と激動の時代にあっても「神を敬い、人を愛する」創立者の気高い精神は、学園の建学精神として失われることなく、今日、総合学園として発展をとげています。内村鑑三の語る言葉として多くの人々に、記憶されています。 折尾愛真学園は、1935年に男女合わせて15名の生徒を迎え、折尾高等簿記学校として誕生しました。以来、保育園・幼稚園・中学校・高校・短期大学を合わせもつ総合学園として、地域社会の大きな期待の中で教育活動を行っています。多くの若い方々が、それぞれの夢を実現していくための学園生活をおくることができるように、三学科の中に多様なコースを設け、各々のニーズに合わせて選択できるように工夫されています。 学園の教育理念の根底に流れているものは、聖書に基づくキリスト教教育です。学ぶ一人ひとりの内に、「神への畏敬の心」が養われ、さまざまな人生の嵐が吹いてきたとしても、「人生を生き抜く力」を与える教育をめざしています。十字架の上に命を注ぎ出すまでに私たちを愛しておられる「神の愛」に触れる時、人はその愛と期待に応答する生活をするように導かれます。自分の命も他者の命も大切にすることを教えられ、そして若き日に、自分の人生をどのような素晴らしい目的のために用いるのか(使命)を問いかける教育は、何という、チャレンジに満ちたダイナミックなものでしょうか。 折尾愛真学園は、今年創立85周年を迎えました。2つのJ (Jesus ChristとJapan) とはI for Japan われは日本のため Japan for the World 日本は世界のためThe World for Christ 世界はキリストのためAnd All for God すべては神のため創立者 増田 孝校長 増田 仰Takashi Masuda(1904〜1999)Aogu Masuda創立者と建学の精神校長あいさつ

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